@techreport{oai:grips.repo.nii.ac.jp:00001007, author = {Baum, H. and 藤原, 徹 and Geißler, T. and 城所, 幸弘 and Westerkamp, U.}, note = {https://www.grips.ac.jp/list/jp/facultyinfo/kidokoro_yukihiro/, 本稿では、自動車横滑り防止装置(ESC)がもたらす交通事故低減に伴う便益と、その装備費用について、わが国の乗用車に焦点を当てて費用便益分析を行った。 2007年におけるESC の普及率は約4.7%であり、普及率がゼロ%であったと仮定した場合と比較して、16人の死者、91人の重傷者、523人の軽傷者を低減していたと推計された。そのことによる便益は約101億円、ESC装備にかかる総費用は約44億円であり、費用便益比は2.3であると推計された。 2014年からのESC 標準装備を完全義務化した場合は、義務化しない場合と比較して、2011年から2014年の4年間で、64人の死者、519人の重傷者、2,981人の軽傷者を低減できる可能性がある。義務化による純便益は4年間で合計約57億円、費用便益比は1.2と推計された。 交通事故の状況等が異なるので、欧米の事例に比べると費用便益比は小さいが、2007年における費用便益比は2以上であると推計されたので、これまでのESCの普及は社会的に望ましいものであったと考えられる。, 経済学 / Economics}, title = {自動車横滑り防止装置の費用便益分析} }