@techreport{oai:grips.repo.nii.ac.jp:00001769, author = {細江, 宣裕}, note = {http://www.grips.ac.jp/list/jp/facultyinfo/hosoe_nobuhiro/, アメリカによる鉄鋼・アルミ追加関税や、北米自由貿易協定の改定に伴う自動車関税といった北米における経済的分断が、北米3 カ国と日本の貿易、あるいは日本からの海外直接投資に与える影響について自動車産業を中心に分析した。逐次動学応用一般均衡モデルを用いてシミュレーション分析した主要な結果は、以下の通りである。鉄鋼・アルミ追加関税は、アメリカとそれ以外の国双方にとって代替的な貿易相手国としての地位が高まることで、カナダとメキシコに利益をもたらす。しかし、自動車関税はその利益の大半を失わせる。日本からの海外直接投資は、これら2 カ国向けが急速に減少する。北米の経済的分断が進むほど、自動車生産は日本国内に回帰するが、巻き添えになる形で経済厚生上の不利益を被る。日米間の自動車関税撤廃を行うことで、この不利益を解消することができる。, 本研究はJSPS 科研費(16H0360, 19K01622)の支援を受けた。また、経済産業省から「海外事業活動基本調査」の二次利用のためのデータ提供を受けた。}, title = {北米における経済的分断と日本からの海外直接投資} }