@techreport{oai:grips.repo.nii.ac.jp:00001885, author = {谷, 明洋 and 澤田, 莉沙 and 松田, 壮一郎 and 樋江井, 哲郎 and 隅藏, 康一}, note = {https://www.grips.ac.jp/list/jp/facultyinfo/sumikura_koichi/, 現在「科学コミュニケーター」として活動している人々には多様なタイプの人材が存在し,科学コミュニケーターという言葉が指し示す人物像が曖昧になっている。 本研究は,このような現状を踏まえ,科学コミュニケーターの個々の多様な能力と人材価値を包括的に説明する「方法論」を探求するものである。その方法論の具体的な手順として,科学コミュニケーターが有し得る能力を,いくつかの「職能」として言語化した上で,さまざまな「職業領域」における「人材価値」を説明することにした。 科学コミュニケーターへのヒアリング・アンケート調査や,科学コミュニケーターを集めた100 人規模のイベントでの議論,研究グループのメンバーの経験に基づく議論などを踏まえて,科学コミュニケーターの「職能」,「職業分野」ならびに「人材価値」に具体的な情報を盛り込み整理した。 その結果,【1】科学コミュニケーターは多様な「職能」を幅広く有し得る人材である,【2】それらの職能は,社会の幅広い職業分野において応用が可能である,【3】科学コミュニケーターは複数の「職能」を兼ね備えることで,付加価値を高めやすいーということが説明できた。 また,この方法論は,必要に応じて具体情報を当てはめて活用できる汎用性を備えており,科学コミュニケーターが自身の能力や人材価値をとらえ直すために参照・活用することで,幅広い職業分野への進出によるキャリア形成につながっていくことが期待される。}, title = {科学コミュニケーターの職能とキャリア形成に関する考察} }